現代重工業が7億ドル受注…中東発の薫風吹くか
鼻先にそっと感じられるほどの温もりだが、あまりに寒かったため業界は歓迎している。
現代(ヒョンデ)重工業がイラン国営海運会社IRISLから7億ドル相当の船舶10隻を受注したという知らせを皮切りに中東発の薫風が続くのか注目される。これに加え石油輸出国機構(OPEC)の減産合意が10日に確定され今後原油価格が上がる公算が大きくなった。産油国と関連業界の動向に変化が起きたのだ。内外で厳寒の冬を送っている造船・重工業・建設業界が中東発特需に対する期待感を広げている理由だ。
1月に経済制裁を解除されたイランは30年間にわたりインフラ構築を中断してきた。イランは老朽化した施設を交換し大規模建設事業を進める見通しのため世界の企業が注目する市場だ。造船業界では現代重工業をはじめイランで韓国の造船会社の追加受注を期待している。
現在イランが保有する船舶は175隻だ。このうち20年以上の船舶は43隻、10年以上は110隻に達する。20年以上過ぎた船舶だけ置き換えても今後3年間に1兆ウォン以上のコンテナ船とタンカーの発注が予想される。 韓国投資証券アナリストのイ・ギョンジャ氏は「結論的に2020年まで年平均1兆~3兆ウォン規模の船舶発注が発生するとみている」と話した。
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大宇(デウ)造船海洋は現在イラン国営石油会社が発注した5基のジャッキアップリグの協議をめぐり議論を進めている。ジャッキアップリグは100メートル以下の低い海に設置するボーリング設備だ。まだ協議初期段階だが実現すれば予想受注金額は1兆3000億ウォン規模だ。これに先立ち中堅造船会社のサムガンM&Tはイラン国営造船会社のISOICOと3億9880万ドル規模の契約に成功し話題を集めたりもした。大規模ではないが同社の2年分の売上額に相当する金額だ。この会社は今後イランに1000トン級クレーンを供給し、造船所ヤードなど設備製作プロジェクトを進める。
http://japanese.joins.com/article/480/223480.html?servcode=300§code=320
【管理人 補足記事&コメント】
イランは、人口約 7600 万人、日本の約 4.4 倍の国土面積を有している。我が国のイラン石油輸入量は経済制裁によって減少はしているが、現在においても重要な石油輸入国の一つである。イラン造船海洋エンジニアリング協会でのインタビューによると、船舶登録隻数はおよそ 28,000 隻、そのうち貨物船は 200 隻で、このほかに海洋ジャケットが 520 基あるとのことであった。100 トン以上の自航式船舶を対象としている IHS フェアプレーのデータによると、イランの登録籍船は 829 隻なので、イラン籍船の 97%は 100 トン未満ということになる。
造船大手は Iran Shipbuilding and Offshore Industries Complex Co.,(ISOICO)、The Iran Marine Industrial Co., (SADRA)の 2 社である。一方現代重工業がイランの国営船会社から大型コンテナ船など計10隻の船舶を受注することが有力視されている。早ければ今月中に、受注契約が行われる見通しと伝えた。3日、造船海運専門誌Tradewindsによると、現代重工業はイランの国営船会社イリスル(IRISL)から大型(1万4400TEU級)コンテナ船4隻、中型(5万dwt級)タンカー6隻の船舶10隻を受注することになったという。契約規模は6億5千万ドル(約7千622億ウォン)であり、コンテナ船とタンカー1隻当たり価格はそれぞれ約1億1千万ドル、3千500万ドルとされる。船の引渡し時点は2018年3四半期からだという。
今年5月に過去最大規模の236人の経済使節団と共にイランを訪れた朴槿恵は2日、イランのハサン・ロウハーニー大統領との首脳会談で、両国交易の「正常化」および拡大を引き出すことに精魂を込めた。 今回の首脳会談で締結された66件の了解覚書を通じて交易促進のための制度的基盤が用意され、韓国企業はイスファハン-アワズ鉄道事業(53億ドル)の仮契約を締結するなど、インフラ、エネルギー分野で合計371億ドルを事実上受注する成果を上げたと大統領府が伝えている。
借金外交で覚書を交わしても、正式契約ではないので、イランとて韓国の様子を見るだろう。
この状態で第二次中東ブームと沸き返ったが、途中で火が消えたように冷え切ったわけで、船舶受注も韓国企業が受注するとは限らないわけで、安易に考えていると、中国企業に持って行かれる可能性もある。
現代(ヒョンデ)重工業がイラン国営海運会社IRISLから7億ドル相当の船舶10隻を受注したという知らせを皮切りに中東発の薫風が続くのか注目される。これに加え石油輸出国機構(OPEC)の減産合意が10日に確定され今後原油価格が上がる公算が大きくなった。産油国と関連業界の動向に変化が起きたのだ。内外で厳寒の冬を送っている造船・重工業・建設業界が中東発特需に対する期待感を広げている理由だ。
1月に経済制裁を解除されたイランは30年間にわたりインフラ構築を中断してきた。イランは老朽化した施設を交換し大規模建設事業を進める見通しのため世界の企業が注目する市場だ。造船業界では現代重工業をはじめイランで韓国の造船会社の追加受注を期待している。
現在イランが保有する船舶は175隻だ。このうち20年以上の船舶は43隻、10年以上は110隻に達する。20年以上過ぎた船舶だけ置き換えても今後3年間に1兆ウォン以上のコンテナ船とタンカーの発注が予想される。 韓国投資証券アナリストのイ・ギョンジャ氏は「結論的に2020年まで年平均1兆~3兆ウォン規模の船舶発注が発生するとみている」と話した。
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大宇(デウ)造船海洋は現在イラン国営石油会社が発注した5基のジャッキアップリグの協議をめぐり議論を進めている。ジャッキアップリグは100メートル以下の低い海に設置するボーリング設備だ。まだ協議初期段階だが実現すれば予想受注金額は1兆3000億ウォン規模だ。これに先立ち中堅造船会社のサムガンM&Tはイラン国営造船会社のISOICOと3億9880万ドル規模の契約に成功し話題を集めたりもした。大規模ではないが同社の2年分の売上額に相当する金額だ。この会社は今後イランに1000トン級クレーンを供給し、造船所ヤードなど設備製作プロジェクトを進める。
http://japanese.joins.com/article/480/223480.html?servcode=300§code=320
【管理人 補足記事&コメント】
イランは、人口約 7600 万人、日本の約 4.4 倍の国土面積を有している。我が国のイラン石油輸入量は経済制裁によって減少はしているが、現在においても重要な石油輸入国の一つである。イラン造船海洋エンジニアリング協会でのインタビューによると、船舶登録隻数はおよそ 28,000 隻、そのうち貨物船は 200 隻で、このほかに海洋ジャケットが 520 基あるとのことであった。100 トン以上の自航式船舶を対象としている IHS フェアプレーのデータによると、イランの登録籍船は 829 隻なので、イラン籍船の 97%は 100 トン未満ということになる。
造船大手は Iran Shipbuilding and Offshore Industries Complex Co.,(ISOICO)、The Iran Marine Industrial Co., (SADRA)の 2 社である。一方現代重工業がイランの国営船会社から大型コンテナ船など計10隻の船舶を受注することが有力視されている。早ければ今月中に、受注契約が行われる見通しと伝えた。3日、造船海運専門誌Tradewindsによると、現代重工業はイランの国営船会社イリスル(IRISL)から大型(1万4400TEU級)コンテナ船4隻、中型(5万dwt級)タンカー6隻の船舶10隻を受注することになったという。契約規模は6億5千万ドル(約7千622億ウォン)であり、コンテナ船とタンカー1隻当たり価格はそれぞれ約1億1千万ドル、3千500万ドルとされる。船の引渡し時点は2018年3四半期からだという。
今年5月に過去最大規模の236人の経済使節団と共にイランを訪れた朴槿恵は2日、イランのハサン・ロウハーニー大統領との首脳会談で、両国交易の「正常化」および拡大を引き出すことに精魂を込めた。 今回の首脳会談で締結された66件の了解覚書を通じて交易促進のための制度的基盤が用意され、韓国企業はイスファハン-アワズ鉄道事業(53億ドル)の仮契約を締結するなど、インフラ、エネルギー分野で合計371億ドルを事実上受注する成果を上げたと大統領府が伝えている。
借金外交で覚書を交わしても、正式契約ではないので、イランとて韓国の様子を見るだろう。
この状態で第二次中東ブームと沸き返ったが、途中で火が消えたように冷え切ったわけで、船舶受注も韓国企業が受注するとは限らないわけで、安易に考えていると、中国企業に持って行かれる可能性もある。
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連絡先 monma@asahinet.jp
正式契約とは違うと思うんだけど。
イランは核関連の制裁は解除されたが、アメリカによる金融制裁は解除されてないでしょ。
ドル決済が出来ない状態では代金回収出来るかどうかわかんないよ。
トランプは核合意もひっくり返すかも知れないしさw