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夢を失った国・韓国

トランプ米大統領は韓国国会で演説した際、「韓国の人々が成し遂げたことは韓国の勝利、いやそれ以上だ。人類の精神を信じるすべての国の勝利だ」と言った。韓国人たちが成し遂げたことは、まさに「コリアン・ドリーム」(韓国の夢)の勝利だった。このコリアン・ドリームを最も深く研究した国が中国だろう。鄧小平氏は日本の財界人たちに「浦項製鉄のようなものを建ててほしい」と露骨に要請した。中国が朴正煕式の経済発展戦略と韓国社会の変化を調査した痕跡は至る所に見受けられる。世界の多くの国々がセマウル運動(農村改革運動)に倣おうとしているのも、結局はコリアン・ドリームを学ぼうということだ。

習近平・中国国家主席が打ち出した「チャイニーズ・ドリーム」(中国の夢)は新中国建国100周年の2050年に米国を抜いて世界の覇権国になるというものだ。「中華民族の偉大な復興」というチャイニーズ・ドリームより前に「韓民族中興」のコリアン・ドリームが実現した。最近中国人の姿は、かつて米国メディアが「韓国人たちが追い付こうとしている」と書いた当時の韓国の姿そのものだ。安倍晋三首相の「ジャパニーズ・ドリーム」(日本の夢)は中国の台頭に対抗して日本を「戦争ができる国」に戻し、「アジアの一等国」の座を守ろうというものだ。日本経済が再び活気を取り戻しているのを見ると、アジアの覇権というジャパニーズ・ドリームは決して消えないだろうという気がする。そして、「ノース・コリアン・ドリーム」(北朝鮮ドリーム)もある。核兵器や大陸間弾道ミサイル(ICBM)を完成させて米国と1対1で談判し、金持ちの韓国を尻に敷こうというのだ。戦況を一挙に逆転させようと狙う大胆な夢だ。

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ところが、そうした中でコリアン・ドリームは煙のように消えてしまった。大統領選挙のたびに登場したスローガンさえ今はない。ただ「分かち合って食べていこう」というのが主流だ。国家と国民の遠大な夢があった所は基礎年金・最低賃金・非正規職・健康保険・公務員の職という言葉が占めるようになった。目標や抱負はなく、「モクパン(食べる放送=何かを食べている様子を見せる番組やインターネット中継)」や芸能に熱狂し、公務員になってつつましく安定した生活をしようというのが今の韓国人の姿だ。それでも国が成り立っているから今の暮らしができるのだが、「国が良くなっても自分と何の関係があるのか」という風潮がまん延している。政治はこの風潮を打破するのではなく、あおって迎合している。生き残りだけを考え、快楽を求め、人気取りばかりする社会は、外部からの脅威に対しても「まさかそんなことが」と取り合わず、現実回避しようとしている。それでは生き残ったり小さな喜びを感じたりすることすら守れなくなる。
http://www.chosunonline.com/

朝鮮日報は、韓国は今や夢を見る必要がないほどすべてをかなえた国なのだろうか。暴力を平気で振るう強大国に囲まれたこの国が、このように目的もなく流されていてもいいのか。韓国社会の多くの問題の根底には、韓国が国家としての夢を失ったまま、共通の目的意識もなく、それぞれ個々の利益だけを追求する現実がある。夢を失った国は病んで分裂するしかないと締めくくっている。

韓国の夢と言うが、日本統治下後に日本敗戦で、財閥連中は土地をアメリカから安く購入し、現在がある一方で、反日政策ばかりに気を取られ、統治下からの日本企業の真似で、大量生産で勝ち取った産業すら、中国に奪われようとしている。日本は付加価値生産であるから、奪われたというより手放したに近い。むしろそういう経験が高付加価値企業へ成長する。だがいつまでも真似事だけでは限界が来る。それが今であるから、高齢化社会を迎えた韓国で成長戦略を経験するには、日本の円高期間で様々な企業システムを策定し実施した日本企業と違って、経験が無さすぎる。

企業引退後の年金システムは遅れ、不動産ローンシステムも遅れて、すべてが後手となっている。まして中小企業雇用が9割近い国であり、貿易依存度が高いうえに、中国依存であり、サムスン依存であるから、企業は多いが、大企業が少ない事で企業競争だけが激化し、歴史認識ばかり追い求める。日本に謝罪をいまだに要求する。こんな国では将来は無いし、未来もない。若者は海外に出てゆくばかりとなり、大企業も独り歩きし、来年以降ますます自国雇用は厳しくなる。




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[ 2017年11月19日 09:39 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(2)
日本に追いつけ追い越せが夢
かつての韓国の夢は何だったのだろうと考えたら"日本に追いつけ追い越せ"だけだった野ではないか?
POSCOは朴正煕大統領が日韓基本条約で得た資金をつぎ込んで新日本製鐵がゼロから指導して作り上げた、現代自動車は三菱自動車が指導して作り上げた、サムスンは三洋電機、NECが作り上げた。
日本の技術で安い労働力を武器に成長し、"日本に追いつき追い越す"事を夢見た。
日本からのパクリの技術と安い労働力で発展する事は韓国以外でも出来るので限界が来る、つまり後から始めた国ほど人件費の安さと言う強さが有る。
自ら独自の技術を開発して商品展開をしない限り後発の国に勝てない、現にもう中国に飲み込まれつつある。
日本が韓国に追い上げられて"失われた10年"に陥った時期に今、韓国が差し掛かっている。
かつてアメリカが世界一の工業国を誇っていたが日本、ドイツに追い上げられて勢いが無くなり、次に日本が韓国、中国に追い上げられて勢いを失い"失われた10年"に突入したが、アメリカ、日本共に独自の努力で勢いを取り戻してきた。
韓国の場合はすぐ背後に中国が迫っているので非常に苦しいでしょう。
サムスン、現代、LG が何時まで持ちこたえられるか?
気がつけば海外脱出が進んで国内空洞化が極端になり求職に苦しむ国民が反日をエスカレートしてうろうろするのみ。
今此処で努力して独自の技術を開発していかないと世界初の近代化に失敗して衰退していく国に成る可能性すら有る。
少女像を増産している場合では無いだろう。

[ 2017/11/19 11:16 ] [ 編集 ]
どさくさに紛れは迷惑です
彼の国のメディアが、自国を嘆くのは勝手です。

しかし、この文脈には直接関係のない「…(日本の夢)は中国の台頭に対抗して日本を「戦争ができる国」に戻し、…」などと、勝手な捏造は迷惑です。

今の日本は、国を守るためにアメリカに大きく世話になっていますが、自分の国を自分で守れることを目指しているだけです 。
つまり、日本は、『戦争を仕掛けられたら、自国が主体になって対抗できる国』を目指しているだけで、これは国民・国家を守るために、どこの国でもやっていることです。
[ 2017/11/19 13:23 ] [ 編集 ]
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