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「和やか」な南北会談、緊迫する情勢を緩和?

2018年1月10日、米国際放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは、韓国と北朝鮮による南北閣僚級会談について、専門家の見方を紹介した。 9日に行われた南北会談について記事は「円滑に進んだようで、朝鮮半島の一触即発の緊張状態は和らいだように見える」としながらも、「しかし、米政府高官をはじめとする専門家らは、今回の会談を良いシグナルと考えのは時期尚早だとの認識を示している」と紹介した。

米国務省で国家安全保障問題担当顧問を務めるブライアン・フック氏は「トランプ米大統領はわれわれが圧力をかけなければ南北会談は実現しなかったと確信している。朝鮮半島の完全かつ不可逆的な非核化という目標を達成するまで、われわれは圧力をかけ続ける」とコメント。ニッキー・ヘイリー国連大使も「北朝鮮による核武装の野心は、依然として世界にとって重大な脅威であることを警告する」と語っている。

また、米国務省朝鮮部長、同日本部長を歴任し、現在韓国のシンクタンク・世宗研究所に所属するデービッド・ストラウブ氏は「金正恩(キム・ジョンウン)氏がもし文在寅(ムン・ジェイン)大統領による南北接触の強い願いを利用して国際社会の対北朝鮮制裁を緩和させようとしないならば、彼は非常に愚かということになる。金氏はいつでも韓国や米国に責任をなすりつけて会談を反故にし、以前の状態に戻すことができるのだ」と指摘したという。

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この他、米シンクタンク、センター・フォー・ザ・ナショナル・インタレストの国防研究チーフであるハリー・カジアニス氏は「実際のところ、会談は金氏が米国本土を襲撃可能な核兵器を開発するための時間稼ぎに過ぎない。米国本土襲撃に不可欠なミサイルの大気圏再突入技術を手に入れれば、北朝鮮は会談に興味を持たなくなるだろう」と指摘している。
http://www.recordchina.co.jp/

日本経済新聞は、韓国で文在寅政権が発足して初めて開かれた韓国と北朝鮮の南北協議は終始、北朝鮮ペースで進んだ。韓国は平昌冬季五輪への北朝鮮の参加という悲願へ成果を上げた一方、北朝鮮への非核化要求では強い反発に遭ったと報じた。9日発表された共同報道文には「南北関係のすべての問題はわが民族が当事者として解決する」と、米韓同盟にくさびを打つような一文も盛られたという。約2年ぶりとなる会談は、和やかなムードで始まった。

「大きく期待している我が民族に、新年初の贈り物として価値ある結果を差し上げるのはどうでしょう」。会談冒頭、北朝鮮側の首席代表、李善権祖国平和統一委員会委員長はこう切り出した。対韓強硬派の軍人出身ながら終始柔和な表情をみせ、韓国側首席代表の趙明均統一相も笑顔で「良い贈り物ができるよう努力しましょう」と応じたとの事。だが10時間を超える会談を経て発表された共同報道文は、北朝鮮の主張が強く反映された印象が否めない。国際社会が注目した北朝鮮への非核化要求については、ほぼゼロ回答で終わった。

融和ムードを演出した北朝鮮だが、首席代表の李氏は最後の全体会合でこわもてぶりを見せた。「非核化問題を議論していると韓国が報道しているがとんでもない話だ。我々の戦略武器は米国を狙ったものだ。誤った声が伝わると、よい成果を上げる妨げになる」と強烈な不満を表明。会談終了後、非核化の議論について尋ねた記者団には「ない」と言い切っている。


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[ 2018年01月10日 12:10 ] カテゴリ:北朝鮮 | TB(0) | CM(0)
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