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どうなる赤字続きの「楽天モバイル」

売り物だった価格破壊路線が破綻し、通信品質はなかなか改善せず、激安料金に胸躍らせた顧客の解約が相次ぐ。実店舗の大幅削減や要員のリストラを余儀なくされ、そのうえ幹部が巨額詐欺事件を起こしてブランドイメージは地に落ち……そして2022年12月期決算は過去最悪の4928億円という巨額の赤字を計上した。

楽天グループの総売上高は1兆9278億円と過去最高になったが、「楽天市場」などのネット事業782億円、「楽天カード」などの金融事業987億円の黒字を吹き飛ばし、グループ全体の連結決算は4期連続の赤字で、

しかも3728億円と過去最大になった。このままでは、三木谷浩史会長兼社長の肝いりで取り組んだ携帯電話事業が、楽天グループの屋台骨を揺るがす「大きなお荷物」になってしまいかねない。

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携帯電話市場は飽和状態。シニア世代にもスマートフォンは行き渡っており、新規需要は、初めて携帯電話をもつ若年層やプライベートに2台目が欲しい人などに絞られる。このため、他社からの乗り換え(MNP)が狙い目になるが、安さだけでなく総合的なプラス効果がなければ、他社の利用者を引きはがすのは容易ではない。
https://president.jp/articles/-/68240?page=3

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ローミング料はおおむね1GBあたり500円のため、ユーザー1人あたり、約440円が毎月KDDIに支払われている。この数字は、ユーザー1人あたりのため、ここにMNOの契約者数を掛け算することで総額が分かる。 楽天モバイルによると、1GB以下0円を廃止した「UN-LIMIT VII」の導入影響で、11月まではユーザー数が純減していた。10月まで、既存ユーザーへのポイントバックを行っており、それを待ってから解約した人が多かった証拠。

データ使用量を見ると、1年前の21年第4四半期には、実に17%ものデータがローミングに流れていた。同時期のデータ使用量は平均で9.5GB。便宜的に9.5GBを先ほどと同じ計算式に当てはめると、1人あたり、約1.6GBがローミング。その際のローミング料は、約800円。 この時期は、1GB以下0円を売りにしたUN-LIMIT VIで急速にユーザー数が伸びていたため、契約者数は22年第4四半期とほぼ同じ450万。毎月、36億円程度のローミング料を支払っていた計算になる。

いずれにしても、このローミング費用を抑えないことには、楽天モバイルの黒字化を実現するのが難しくなる。急ピッチで基地局を建て、人口カバー率を上げているのはそのためだったが、今では基地局の増加は止まっている…。


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[ 2023年05月31日 08:34 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(0)
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