日本の料理に欠かせないあの独特な食べ物、中国から大量に輸入されていた
中国メディア・今日頭条は10日、「日本が毎年中国から8000トン輸入している調味料 日本料理はこれがないと始まらない」とする記事を掲載した。記事が紹介した「日本が毎年中国から大量に輸入している調味料」とは、ワサビだ。「おなじみではないという人もいると思うが、日常的に日本料理を食べに行く人にとっては欠かせないものである。ワサビは非常に貴重で高価な調味料であり、健康にとてもよい効果を持っている。一方で、生長の条件が特殊であるがゆえに、市場の販売価格が非常に高くなるのだ」としている。
また「食べたことのある人にはおなじみだが、ワサビには独特の辛味がある。初めて食べた人の中にはその辛味に慣れないと感じ、以後敬遠するようになる人もいるようだ。しかし、日本ではワサビは非常に喜ばれており、毎年大量に消費される。口の中がさっぱりする味わいは素晴らしいし、抗菌、抗酸化作用もある。ヘビーな味付けを好む人の胃もきっと満足するに違いない」と伝えた。
ワサビというと緑色の本わさびを想起するが、広く市販されているチューブ入りワサビなどには白色の西洋ワサビが含まれている事が多い。ホースラディッシュとも呼ばれる西洋わさびの大部分が、記事の指摘通り中国から輸入されているのだ。どんなにこってりとした料理であっても、立ちどころにさっぱりとした爽やかな味わいに変えてくれる。中国料理にも、ワサビを添えることで新たな味わいが生まれるものが少なくないことだろう。
http://news.searchina.net/
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ワサビは日本原産。生育には、11~14度程度の低い水温と、一年中変化の少ない流水が必要だ。広く流通しているものは水(または沢)ワサビと呼ばれ、水耕栽培される。すしや刺身の薬味として使用されるのは、その根茎部分だ。(日本大百科全書より)。 イギリスのテレグラフ紙によれば、ワサビの需要は急増しているにもかかわらず、手間と人件費がかかることから、日本での生産規模は縮小しているらしい。日本からの輸入物に代わり、本物を求める海外のレストランや消費者への供給元となったのが、現地のワサビ生産者だ。
イギリス南岸のニューハンプシャー州で栽培に乗り出したのが、『Wasabi Company』 のジョン・オールド氏だ。この地域は帯水層の上にあり、カルシウムに富むきれいな地下水が豊富。この水を使い、クレソンの水耕栽培が、150年ほど前から盛んだ。ある日、この地を訪れたシェフがクレソン畑を見て、まるでワサビ田のようだと述べたことから、オールド氏はワサビ栽培を思いついたと言う。日本には行ったことがない同氏だが、クレソン畑の周りに、ワサビ田の環境を整えることに成功。今では青々としたワサビの葉が、農園を埋め尽くす(テレグラフ紙)
一方、オーストラリアのタスマニアでは、十数年前からワサビ栽培が始まっている。英BBCによれば、澄んだ水、清らかな海洋環境、化学物質を使わない牧草地が売り物のタスマニアは、ナチュラルな農産物の生産地として、近年人気を集めているという。地元出身のステファン・ウェルシュ氏は、試行錯誤を重ね、ワサビのハウス水耕栽培に成功。今では豪州唯一のワサビ生産者として、『Shima Wasabi』 のブランド名で、ワサビ関連製品を東南アジアにまで輸出する。また、生のワサビは『Tetsuya’s』 などのオーストラリアの超有名レストランで使用され、生産が国内外からの需要に追い付かないほどだという(Good Food)。
各地で成功したワサビ栽培だが、意外な天敵に悩まされることもあるという。イギリスのオールド氏によれば、ワサビ田には幼虫を狙ったカモが侵入し、ワサビを引き抜いて行くらしい。もっとも、「ワサビを狙って、オレゴン州では熊が、タスマニアではカモノハシが来る」と聞いている同氏は、カモのいたずらには目をつぶっており、抜かれたワサビを、せっせと元通りに植え直す日々らしい(テレグラフ紙)。 ホースラディッシュの主な産地は北海道で、平成20年産で見ると全国で1498トン生産されていますが、その1496トンが北海道で作られ、残りの2トンは長野県と鳥取県で1トンずつとなっている。
また「食べたことのある人にはおなじみだが、ワサビには独特の辛味がある。初めて食べた人の中にはその辛味に慣れないと感じ、以後敬遠するようになる人もいるようだ。しかし、日本ではワサビは非常に喜ばれており、毎年大量に消費される。口の中がさっぱりする味わいは素晴らしいし、抗菌、抗酸化作用もある。ヘビーな味付けを好む人の胃もきっと満足するに違いない」と伝えた。
ワサビというと緑色の本わさびを想起するが、広く市販されているチューブ入りワサビなどには白色の西洋ワサビが含まれている事が多い。ホースラディッシュとも呼ばれる西洋わさびの大部分が、記事の指摘通り中国から輸入されているのだ。どんなにこってりとした料理であっても、立ちどころにさっぱりとした爽やかな味わいに変えてくれる。中国料理にも、ワサビを添えることで新たな味わいが生まれるものが少なくないことだろう。
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ワサビは日本原産。生育には、11~14度程度の低い水温と、一年中変化の少ない流水が必要だ。広く流通しているものは水(または沢)ワサビと呼ばれ、水耕栽培される。すしや刺身の薬味として使用されるのは、その根茎部分だ。(日本大百科全書より)。 イギリスのテレグラフ紙によれば、ワサビの需要は急増しているにもかかわらず、手間と人件費がかかることから、日本での生産規模は縮小しているらしい。日本からの輸入物に代わり、本物を求める海外のレストランや消費者への供給元となったのが、現地のワサビ生産者だ。
イギリス南岸のニューハンプシャー州で栽培に乗り出したのが、『Wasabi Company』 のジョン・オールド氏だ。この地域は帯水層の上にあり、カルシウムに富むきれいな地下水が豊富。この水を使い、クレソンの水耕栽培が、150年ほど前から盛んだ。ある日、この地を訪れたシェフがクレソン畑を見て、まるでワサビ田のようだと述べたことから、オールド氏はワサビ栽培を思いついたと言う。日本には行ったことがない同氏だが、クレソン畑の周りに、ワサビ田の環境を整えることに成功。今では青々としたワサビの葉が、農園を埋め尽くす(テレグラフ紙)
一方、オーストラリアのタスマニアでは、十数年前からワサビ栽培が始まっている。英BBCによれば、澄んだ水、清らかな海洋環境、化学物質を使わない牧草地が売り物のタスマニアは、ナチュラルな農産物の生産地として、近年人気を集めているという。地元出身のステファン・ウェルシュ氏は、試行錯誤を重ね、ワサビのハウス水耕栽培に成功。今では豪州唯一のワサビ生産者として、『Shima Wasabi』 のブランド名で、ワサビ関連製品を東南アジアにまで輸出する。また、生のワサビは『Tetsuya’s』 などのオーストラリアの超有名レストランで使用され、生産が国内外からの需要に追い付かないほどだという(Good Food)。
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