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韓国の液晶ディスプレイ事業、中国に王座明け渡すも「想定内」

2018年5月14日、世界1位だった韓国の液晶表示ディスプレイ(LCD)産業が中国に王座を明け渡すことになったが、業界は「想定内」といった雰囲気のようだ。韓国の大手ディスプレイメーカー「サムスンディスプレイ」と「LGディスプレイ」は、数年前からLCD産業の優位性を失うことを予想し、有機ELディスプレイ(OLED)事業への構造転換を加速している。韓国・イーデイリーが伝えた。

11日、業界によると、LGディスプレイは、当初LCDの生産を計画していた京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市の10.5世代の生産工場(P10)で、OLEDを製造する案を検討している。P10は、サッカー場14面の規模(10万1230平方メートル)で、単一の工場としては世界最大規模となり、10兆ウォン(約1兆円)が投入される。 LGディスプレイが、このように戦略変更を余儀なくされている理由は、中国の大量生産によってLCDパネルの価格が大幅に下落し、収益を出すのが難しくなっていることによる。LGディスプレイの売上高の中で、LCD事業の割合は約90%に達しているが、LCDパネルはすべてのサイズで価格が下落傾向にある。

また、サムスンディスプレイも、段階的にLCD生産を減らし、OLEDに軸足を移している。サムスンSDIが07年に世界初のOLEDを量産したのに続き、13年にサムスンディスプレイは、最初のフレキシブル(曲がる)OLEDを量産した。12年には、モバイル用ディスプレイメーカー「サムスンモバイルディスプレイ」とサムスン電子LCD事業部が合併し、OLED事業に集中投資した。

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業界では、中国のディスプレイ事業がLCDにとどまらず、OLEDまで脅かすと見ており、今年中に13万枚規模の中小型OLED設備投資に乗り出すことが予想されているという。現在、OLEDパネルの中韓間の技術格差は、韓国が中国を5年程度上回っているものと推定さているようだ。 業界関係者は、「(中国が)事業の中心をOLEDに早く移した場合、来るべきときが来たという感がある」とし、「中国がOLEDにも資金を注ぎ込むため、(OLEDは)安全地帯ではない」と述べているという。
http://www.recordchina.co.jp/

2017年1月、大型TFT液晶パネル出荷数で初めて世界首位となった中国のパネルメーカー「BOE」だ。今後普及が進むと予想される「65型8K」の超大画面・超高精細テレビの市場。この新しい市場で、BOEを始めとする中国企業が、シャープやSamsung、LGに取って代わる可能性は高い。それどころか、今後の世界の液晶事業の主導権を握る可能性がある。「液晶テレビの平均サイズが1インチ大きくなるインパクトはとても大きい。2億台のテレビ市場が新たに生まれる。第8世代の液晶パネル工場が新たに1本必要になる。液晶テレビの画面サイズは、今は40型が中心だが、これが50型、そして60型へと大型化してゆく。2018~2020年には65型の需要もかなり増えるとみていいる」とOEジャパン社長の久保島力氏は話す。


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[ 2018年05月15日 08:45 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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