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韓銀がついに利上げ…1500兆ウォンの家計負債が負担に

政策金利が年1.75%に上がった。韓国銀行(韓銀)金融通貨委員会は30日、ソウル中区(チュング)の韓銀本館で全体会議を開き、政策金利を年1.5%から1.75%へと0.25%引き上げた。昨年11月30日に6年5カ月ぶりに政策金利を引き上げて以来1年ぶりだ。

景気悪化が懸念される中でも韓銀が利上げに踏み切ったのは、深刻化する金融不均衡を解消するためだ。昨年11月の利上げで超低金利(年1.25%)から抜け出したものの低金利基調が続いたことで不動産市場に資金が流れ、家計の負債は急増した。 不動産と貸出に関連する規制で家計負債の急増は抑えたものの、その規模は依然として負担となる水準だ。韓銀によると、今年7-9月期基準の家計負債は1514兆ウォン(約152兆円)だった。

家計の所得より速いペースで増える負債も金融不安を強めている。7-9月期基準で家計の負債が1年前に比べて6.7%増加した半面、統計庁が集計した1世帯あたりの月平均所得増加率は4.6%だった。 LG経済研究院のチョ・ヨンム首席研究委員は「金融の不均衡を解消して市中にあふれる流動性を吸収するためには政策金利の引き上げが必要だと判断したようだ」と話した。

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米国のさらなる利上げの可能性も韓銀の選択に影響を及ぼした。18、19日(現地時間)に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の引き上げが予想される。この場合、米国の政策金利は年2.25-2.5%となる。政策金利の差が1.0%以上に広がれば資金の流出を刺激するという懸念が強かったため、韓銀としては今回の利上げで一息つくことになった。
https://japanese.joins.com/

今の韓国では、家計負債は減少することは無いので単に時間稼ぎでしかない。記事では、金融の不均衡を解消して市中にあふれる流動性を吸収するためには政策金利の引き上げが必要だと判断したというが、家計負債よりは、政策金利の差が1.0%以上に広がれば資金の流出を刺激するという懸念を優先したという事だ。来年の不動産元本返済を待たずに、政策金利を上げたという事は、家計負債はほぼあきらめに近い。いざとなれば、借金の一部を国が肩代わりするのだろう。自国民はそれを望んでいるわけで、だからローンを気にせず、貸金業者からも平気で金を借りる。結果、家計負債は加速的に上昇する。

もし国が自国民の借金を補てんすれば、税金であるから、そのツケは後の社会保障や年金さらには介護と言う部分で、税収不足となる。今の韓国民はそこまで考えてはいない。今まで、「今さえよければそれでよい」という習慣で来たわけで、今後はその気持ちが加速するのだろう。


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[ 2018年11月30日 12:59 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
参考資料
           韓国の家計債務推移
2011年  916兆4000億ウォン(約 91兆5000億円) 4兆円増加  5.7%増加
2012年  964兆1000億ウォン(約 96兆3000億円) 5兆円増加  5.5%増加
2013年 1019兆1000億ウォン(約101兆8000億円) 5兆円増加  5.2%増加
2014年 1085兆3000億ウォン(約108兆5000億円) 7兆円増加  7.0%増加
2015年 1203兆1000億ウォン(約120兆1000億円)12兆円増加 10.2%増加
2016年 1344兆3000億ウォン(約134兆2000億円)14兆円増加 11.8%増加
2017年 1450兆9000億ウォン(約145兆0000億円)11兆円増加 10.8%増加
2018年 1514兆4000億ウォン(約151兆2000億円) 6兆円増加  4.4%増加 ←9月現在
                 ↓
2020年 1990兆0000億ウォン(約199兆0000億円) 予想

韓国GDPは155兆円(公称)
[ 2018/12/03 14:50 ] [ 編集 ]
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