韓国経済News

韓国が日本・米国・中国など主要基軸通貨国と結んだ通貨スワップ契約の延長が不透明になっていると、韓国毎日経済新聞が報じた。

同紙は６日、韓国が現在締結中の通貨スワップ契約金額は１２２２億ドルであり、うち中国と締結した５６０億ドル規模の通貨スワップが今年１０月で終わるが、満期を延長しなければ全体の規模が現在の半分ほどに減る可能性があると伝えた。

報道によると、韓国政府は２２日にドイツで開催される主要２０カ国・地域（Ｇ２０）財務相会議で韓中通貨スワップの延長を議論するかどうか検討している。しかし中国が高高度ミサイル防衛体系（ＴＨＡＡＤ）への報復を露骨化しているため、交渉が進展するという見方は少ないと説明した。

さらに大きな問題は主要国との通貨スワップ契約が相次いで不発に終わっている点だと、同紙は指摘した。日本とは昨年８月、１００億ドル規模の通貨スワップ契約協議の再開に合意したが、今年１月に韓国市民団体が釜山（プサン）に慰安婦平和の少女像を設置したことに反発し、協議が中断した。

スポンサードリンク

また、米国は基軸通貨国でない韓国と通貨スワップを締結することに実効性がなく、他の国との公平性に問題があるとし、交渉自体に消極的だという。韓米通貨スワップは２０１０年に契約が満了し、交渉に進展がないと、同紙は伝えた。
http://japanese.joins.com/article/558/226558.html?servcode=300§code=340

【管理人 補足記事＆コメント】
韓国の市民団体が釜山領事館前に新しい慰安婦像を建て、「日韓慰安婦合意」及び「ウィーン条約」違反し、日韓スワップは夢となった。一方、インドネシアとオーストラリアは2017年3月で終了する。中国との協定は2017年10月が期限となる。外貨準備高で流動性のある金額は４０％程度となる。世界から見放された韓国である。通貨危機が発生すれば、サムスンや現代自がいくら利益を得ても、韓国事態は終わりとなる。悲しいかな生き延びる道はない。時限爆弾の様に残り時間のスイッチはオンとなった…。

日本の預金取扱機関の預金量は１３８８兆円ですから、韓国全体の預金量は日本の２０％程度となる。一方で家計債務比率が極めて高くおよそ日本の２倍となる。また銀行の預貸率が９０％以上と極めて高いわけで、大口の不良債権問題などが発生すると、国全体が金融危機に見舞われる事になる。さらに外国からの短期・中期的な資金を約４０兆円程度調達しているわけで、外貨準備の額のうち流動性のある金額は公表値の４０％以下ならば何とも心細いことになる。

韓国はドルが必要なわけで、韓国は国家存続のために外貨を必要としているという言葉を言い換えれば、貿易依存度が高い国なわけで、自国の通貨「韓国ウォン」は国際的に通用しない通貨であるから、必然的に、外貨がなければ生活していけない。輸出、輸入の絶対値の合計額はＧＤＰの８割にも達する国であるから、貿易が止まれば、国が止まる。海運の混乱がもたらす悪影響は、日本の比では無い。

---

関連記事 経済界、ＴＨＡＡＤ報復への対処めぐり分かれた反応（03/10） ＮＡＮＤ型フラッシュ「サムスン帝国」揺さぶる東芝変数（03/09） スマートで安全に、新型ソナタが中型車の名誉回復を狙う（03/09） 韓国電力、ノルウェー政府系ファンドが投資撤回対象に指定（03/09） 台湾の鴻海－ＴＳＭＣ提携で東芝半導体買収競争へ（03/08） 韓国、日本・米国と不発の通貨スワップ…中国まで延長不透明 三星電子、半導体設備に１４兆５０００億ウォン投資か（03/08） ＧＭ、欧州市場からついに撤収…韓国ＧＭの輸出「泣き面に蜂」（03/08） 米国家貿易委員長「サムスン・ＬＧが貿易詐欺」と非難（03/08） Ｒ＆Ｄ投資世界１位、統計錯視に酔った韓国（03/07） 中国ではなく光州で反ロッテ活動を行う世間知らず（03/07）

---