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廃業した現代尾浦造船の下請け労働者、橋脚に上り20メートルの高所で「座り込み」

廃業した蔚山(ウルサン)現代尾浦造船の社内下請け会社の労働者2人が11日、大量解雇の中止と下請けの雇用保障を求め、高所座り込みに入った。

全国金属労働組合・現代重工業社内下請け支会組織部長のチョン・ヨンス氏(42)と代議員のイ・ソンホ氏(47)はこの日、早朝5時に蔚山北区塩浦洞(ヨムポドン)の城内高架道路を支える20メートルほどの高さの橋脚の上に上がり、大量解雇・構造調整の中止▽労組活動の保障とブラックリストの廃止▽下請け組合員の雇用継承などを要求し、座り込みを行った。彼らは9日に廃業した現代尾浦造船の社内下請け会社である東洋産業開発の労働者だ。会社が廃業した後、約70人の所属労働者のほとんどが他の業者に雇用が継承されたが、彼らを含め下請けの労組に属した4人は排除されたことが明らかになった。

彼らは「高所座り込みに突入して」という広報物を通じて「現代重工業と現代尾浦造船の構造調整が2年以上継続され、すでに2万人余りの下請け労働者らが追い出され、今後さらに1万人余りが解雇の危機に直面している。それでも正社員は希望退職として覆われた慰労金も受けて、一部補償も受けているが、下請け労働者たちはいかなる補償も慰労もなく追い出される羽目になる」と明らかにした。さらに、「基本給や手当てが削減され、残業や特勤がなくなり給料が半分に落ちてから6カ月を超えた。頼れるのは退職金だけだが、それも会社が4~5回廃業し継承される間にちゃんともらえない場合が多い」と訴えた。

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彼らはまた、「下請け労働者たちは労働組合で活動しているとの理由で元請けのブラックリストに載り、雇用継承と就職から排除されることもある。昨年の夏からこれまで下請けの労組の主な幹部の80%が会社の廃業でほとんどが解雇された。構造調整と物量の減少を理由に雇用継承から排除され、個別の求職でブラックリストにかかり新しく就職すらできない。ここに登る前に、現代重工業の社内下請け会社に履歴書を出して求職活動をしたが、元請けが直接阻んでいるため雇用が不可能だという回答を受けた」と打ち明けた。民主労総蔚山地域本部は、この日午後、彼らが座り込み中の橋脚の前で「非正社員撤廃、現代重工業・尾浦造船の大量解雇の構造調整糾弾」集会を開いた。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/27034.html

【管理人 補足記事&コメント】
現代尾浦造船は、大韓民国の造船会社。中小型船舶を中心に建造している。イギリスの造船海運市況専門分析機関であるクラークソン社によれば、2007年3月時点で受注残高が429万CGTで世界第4位である。中型の石油化学製品運搬船の世界シェアは1位である。1999年にベトナムのビナシン造船所との合弁による「現代=ビナシン造船所」が設立され、国外での船舶修理業を開始し、2005年に国内での船舶修理業は終了している。

1975年、ヒュンダイグループの現代重工業内に川崎重工業との合弁契約による船舶修理業を目的に設立されたわけで、船舶修理業は今からが本格的だと思うが…。まして自国内の客船技術は他国頼みで、修理さえもまともにできないのでは困りごとだが…。内需活性化で自国内の船舶くらいは自国で対応する技術力がほしいものである。一方で現代尾浦造船が、オプション含め最大4隻のエチレン運搬船(LEG船)の受注に成功している。今回の受注を含め、現代尾浦造船は今年に入って総計3億ドル規模の船舶7隻を受注しておりオプション契約も6隻に達し、追加受注が期待されている。

外信によると、現代尾浦造船は、ノルウェーの船主であるソルバングと2万1000㎥級2隻の建造契約を締結したろいう。これらの船舶は来る2019年1四半期から順次引き渡される予定であり、現代尾浦造船は今回の受注と一緒に同種船2隻に対するオプション契約も締結した。船舶の価格をはじめとする具体的な内容は公開されなかったが、現地業界では隻当り5000万ドルを上回る価格で今回の契約が締結されたものと見ている。これを考慮すれば、現代尾浦造船が今回の契約とともにオプションまで受注する場合、総契約金額は2億ドルを超えることになる。




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[ 2017年04月12日 10:34 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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