いすゞが韓国進出・・・3.5トントラック「エルフ」発売
日本のトラック大手、いすゞ自動車(東京・品川)が韓国で3.5トントラック「エルフ」を発売し、商用車市場に本格的に参入した。14日、ソウルで同車の発売記念イベントが開かれた。「エルフ」は1959年に初代モデルが登場し、経済性や安全性、耐久性を評価され日本のほか香港、北米などグローバル市場でも高い販売実績を収めている。
韓国で販売するモデルは欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ6」に適合し、排気量5193リットル、最高出力190馬力のパワーを持つ4気筒ディーゼルエンジンを搭載している。いすゞの韓国販売代理店、キュロモーターズは仁川や一山などの首都圏と地方に計7店舗の販売店と12のサービスセンターを設け、販売を始める。
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韓国ではこれまで、2.5~3.5トン級トラックの市場は外国車の割合が低く、現代自動車がほぼ独占していた。だが、中国の北汽福田汽車が昨年3.5トン級トラックを発売したのに続き、いすゞも参入し、外国車の攻勢が強まっている。
http://www.chosunonline.com/
【管理人 補足記事&コメント】
いすゞのこれまでの事業構造は日本では商用トラック、タイではピックアップトラックを中心に生産、という2極体制。これを今後は、先進国向けの商用トラックは日本で、新興国向け商用トラックはインドネシア、そしてピックアップはタイで生産、というグローバル3極体制へと構造転換を図っていくとしたのが2012年である。10年度のインドネシアにおける販売シェアは、大型・中型トラック1位は日野(58%)、小型トラック1位は三菱ふそう(55%)。まさにライバル2社が最重要と位置づける地域。
そして今度は韓国進出となる。韓国における現在の商用車市場は、韓国の自動車最大手・現代自動車と、インド・タタモーターズの子会社「タタ大宇(デウ)」が、1トントラックからトラクター、ダンプトラックなどの大型商用車までのシェア1・2位を2分している。 ここに、米ゼネラル・モーターズの子会社「韓国GM」が小型商用車を供給している。今年に入り7月までに、欧州商用車メーカーの新規登録台数(韓国輸入自動車協会集計)は2619台、建設機械に分類されたダンプトラックまで加えると販売量はさらに増える。
海外の商用車メーカーが積極的に韓国市場に進出する理由として、「高い商用車需要と、広い領土を持った他国に比べてサービスインフラの構築が容易という利点を挙げることができる」としている。業界関係者は、「商用車市場は乗用車より規模は小さいが、収益性が高い。海外メーカーがこれまで国産商用車にはあまり搭載されなかった安全仕様と高級仕様を前面に打ち出したモデルをリリースしているだけに、国内ブランドも製品競争力を備えることが必要」と述べている。
韓国で販売するモデルは欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ6」に適合し、排気量5193リットル、最高出力190馬力のパワーを持つ4気筒ディーゼルエンジンを搭載している。いすゞの韓国販売代理店、キュロモーターズは仁川や一山などの首都圏と地方に計7店舗の販売店と12のサービスセンターを設け、販売を始める。
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韓国ではこれまで、2.5~3.5トン級トラックの市場は外国車の割合が低く、現代自動車がほぼ独占していた。だが、中国の北汽福田汽車が昨年3.5トン級トラックを発売したのに続き、いすゞも参入し、外国車の攻勢が強まっている。
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いすゞのこれまでの事業構造は日本では商用トラック、タイではピックアップトラックを中心に生産、という2極体制。これを今後は、先進国向けの商用トラックは日本で、新興国向け商用トラックはインドネシア、そしてピックアップはタイで生産、というグローバル3極体制へと構造転換を図っていくとしたのが2012年である。10年度のインドネシアにおける販売シェアは、大型・中型トラック1位は日野(58%)、小型トラック1位は三菱ふそう(55%)。まさにライバル2社が最重要と位置づける地域。
そして今度は韓国進出となる。韓国における現在の商用車市場は、韓国の自動車最大手・現代自動車と、インド・タタモーターズの子会社「タタ大宇(デウ)」が、1トントラックからトラクター、ダンプトラックなどの大型商用車までのシェア1・2位を2分している。 ここに、米ゼネラル・モーターズの子会社「韓国GM」が小型商用車を供給している。今年に入り7月までに、欧州商用車メーカーの新規登録台数(韓国輸入自動車協会集計)は2619台、建設機械に分類されたダンプトラックまで加えると販売量はさらに増える。
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