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FRB、各国中央銀行に米国債担保にドル放出…韓国、通貨スワップに続き安全弁確保

米国の中央銀行である米連邦準備制度理事会(FRB)が各国の中央銀行を対象にレポ(Repo、現金担保付き債券貸借取引)窓口を設立する。韓国銀行など各国中央銀行が保有する米国国債を預ければドルが供給される。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の余波で揺れる米国債市場を安定させ、世界金融市場のドル調達を円滑にするためのものだ。

FRBは31日(現地時間)午前に緊急声明を出して「米国債市場を含めた金融市場の円滑な機能を支援し、米国の家計と企業に対する信用供給を維持するために外国通貨当局のための臨時レポ機構(FIMA Repo Facility)を設立する」と発表した。

今回の措置は4月6日から稼動して、少なくとも6カ月間、一時的に維持される。韓国銀行関係者は「新興国がドル確保のために米国国債を持ち出して売る場合、(国債)金利が短期間に急上昇するおそれがあるが、国債をFRBに預ければドルを貸りられるのが『レポ』方式」としながら「韓国よりも、米国と通貨スワップ契約を結んでいない新興国にドル流動性を供給しようというのが目的のようだ」と話した。韓銀は先月、FRBと600億ドル(約6兆4500億円)規模の通貨スワップを締結している。
https://japanese.joins.com/JArticle/264330

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韓国メディアは通貨スワップと言う言葉を一生懸命に掲載している。呆れた事に日本メディアも同様の文言で掲載しているので勘違いしやすい。通貨スワップ協定を結んだわけではないので、勘違いしない事である。

為替取引には、現時点で通貨の交換を行う直物(じきもの)為替と、将来の時点で通貨の交換を行う先物為替がある。直物為替は、手形の買取や海外への送金など、今すぐ外貨と交換する必要がある場合に利用される取引となる。一方の先物為替は、外貨とその対価の受渡しが、将来の特定日に行われることを、現時点で約定する取引をいう。決済が数ヶ月後に予定されている輸出入取引等に利用される。

外国通貨とウォンの交換レートは、毎日大きく変動している。将来の時点にドルをいくらで交換できるかを決めておくことは重要。例えば、原価70万円の自動車を1万ドルで売った場合に、為替レートが決まらないと儲けの判断ができまない。先物為替は、現時点で将来の時点に外貨をいくらで売り買いするのかを決めておくものとなる。簡単にいえば、予約レートである。 直物為替の取引相手は、市場参加者が多いため簡単に見つかる。しかし、先物為替の取引相手は簡単に見つからない。そこで生まれたのが為替スワップ取引となる。

為替スワップ取引は、直物為替と先物為替の売買を、同時に交差的に組み合わせて行う取引をいう。直物為替の売買に、逆の売買条件の先物為替を組み合わせる。例えば、100万ドルの直物為替を買う(または売る)のと同時に、100万ドルの先物為替を売り戻す(または買い戻す)取引を組み合わせたものが為替スワップである。直物為替に為替スワップを加えると、先物為替を作ることができる。為替スワップは、直物為替と先物為替の橋渡しの役割となる。

為替スワップ取引は、企業に先物為替を供給する必要がある銀行が、銀行間で行うプロの取引で、この取引のおかげで、銀行は、企業からの先物為替の注文に応じることができる。ある輸出企業から、3ヶ月先に100万ドルを売りたいという先物為替の注文が入ったと仮定すると、銀行は、直物市場でドルを売り、為替スワップで直物の買いと先物の売りを行う。その結果、先物の売りポジションだけが残る。

ここでいうポジションとは、債権と債務の差額をいう。ドルの売りとドルの買いを比べて、売りが多い場合を売りポジション、あるいは、売り持ちと呼ぶ。3ヶ月後に輸出企業から買い取ったドルは、この先物の売りポジションで相殺される。したがって、銀行は為替リスクを負わなくて済む。


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[ 2020年04月01日 08:36 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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