英EU離脱に中国メディア 「キャメロン首相の大ばくち失敗」
中国外務省の華春瑩報道官は24日の定例記者会見で、英国が国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたことへの評価を問われ、「英国人民の選択を尊重する」と繰り返し強調した。EU進出の足がかりとしてきた英国の離脱がもたらす影響については、「英国の選択は当然、各方面に影響を与える。中英関係だけではない。中国は英国との関係発展を重視している」と述べるにとどめた。
EU弱体化への懸念が広がっていることについては「各方面は英国のいないEUという現実に直面せざるを得ない。中国は一貫して欧州の一体化の推進を支持し、欧州が国際的に積極的な役割を発揮することを望んでいる」と言及した。中国の習近平国家主席は昨年10月の訪英時、原発事業への投資など総額400億ポンド(約7兆4千億円)の契約を締結し、中英関係の「黄金時代を開く」と表明した。英国のEU離脱決定とキャメロン首相の辞任という衝撃的な展開は、こうした中英接近の流れにも水を差すとみられる。
国営新華社通信は24日、「キャメロン首相の政治的な大ばくちが失敗」とする評論を配信。「西側が誇りとしている民主主義の制度が、ポピュリズムや民族主義、極右主義の影響にはまったくもろいことが示された」として国民投票の結果を否定的に伝えた。 香港紙「南華早報」(電子版)は国民投票に先立つ22日、「英国が離脱した場合は中国のEUにおける影響力が失われる」との専門家の見方を紹介した。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160625/frn1606251534005-n1.htm
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【管理人 補足記事&コメント】
キャメロン首相のせいである。キャメロン首相が国民投票などという寝た子を起こすようなことを約束しなければ、離脱などということはおき得ないからである。キャメロンの辞任表明の演説はすばらしくかっこよいものであったが、英国に終わりをもたらしておきながら、最後までかっこつけるとはなんてやつだ、ということにもなる。彼の責任は重い。
参考 http://www.newsweekjapan.jp/obata/2016/06/eu.php
なぜ、彼はそんなくだらないミスを犯したのか。国民投票をするなどと約束してしまったのか。
それは、大衆を馬鹿にしていたからである。
とりあえず、独立派の勢いをとめないといけない。総選挙に勝たないといけない。独立派を抑えるには、こっちも国民投票するよ、と約束してやれば、独立派を支持する理由がなくなる。そして、実際国民投票になれば、離脱ということにはならないだろう。あほな大衆は、ギリシャ問題もあって感情的になっているが、どう考えても損だから、そんな馬鹿なことはしない。あほでもそのうちわかるだろう。だから、その場しのぎに国民投票を約束してしまったのである。
今回の離脱決定は、エリートの油断であり、支配者層の本質的な大衆軽視の結果であり、自業自得なのだ。そして、これは欧州の貴族社会、特権階級の大衆支配の終焉の始まりを意味する。
参考 http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2016/06/post-13.php
21世紀は暗黒の世紀となるであろう。これはその始まりだ。日本ではほとんどの人が気づいていない。株価が暴落するぐらいで済めばラッキーだ。しかし、株価下落が今回の事件の懸念事項である、ということが、大衆による革命であることを示している。と上記記事では締めくくっている。
果たしてそうかという事である。イギリスもまた国が分裂しているわけで、しかもほぼ二分している。国の分裂と言う事も考慮する必要がある。イギリスもまた貴族社会であり、エリート層支配である。それが崩壊するわけであるから、イギリスもまた国の再生という事になる。従って、事態は予想以上に重いという事だ。
だが後の事を考えれば、、いずれは分裂するべき事であったのではないか…。難民問題はきっかけに過ぎない。理由は何であれ、良い国へ再生するための期間は2年である。そこでまた前向きに進歩するのか後退するのかで、今後の世界への負担は違ってくるだろう…。 さらに言えば、EU加盟国で、さらに同じことが波及する恐れもあるわけで、EUは当面、経済は乱上下するだろう。
EU弱体化への懸念が広がっていることについては「各方面は英国のいないEUという現実に直面せざるを得ない。中国は一貫して欧州の一体化の推進を支持し、欧州が国際的に積極的な役割を発揮することを望んでいる」と言及した。中国の習近平国家主席は昨年10月の訪英時、原発事業への投資など総額400億ポンド(約7兆4千億円)の契約を締結し、中英関係の「黄金時代を開く」と表明した。英国のEU離脱決定とキャメロン首相の辞任という衝撃的な展開は、こうした中英接近の流れにも水を差すとみられる。
国営新華社通信は24日、「キャメロン首相の政治的な大ばくちが失敗」とする評論を配信。「西側が誇りとしている民主主義の制度が、ポピュリズムや民族主義、極右主義の影響にはまったくもろいことが示された」として国民投票の結果を否定的に伝えた。 香港紙「南華早報」(電子版)は国民投票に先立つ22日、「英国が離脱した場合は中国のEUにおける影響力が失われる」との専門家の見方を紹介した。
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160625/frn1606251534005-n1.htm
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キャメロン首相のせいである。キャメロン首相が国民投票などという寝た子を起こすようなことを約束しなければ、離脱などということはおき得ないからである。キャメロンの辞任表明の演説はすばらしくかっこよいものであったが、英国に終わりをもたらしておきながら、最後までかっこつけるとはなんてやつだ、ということにもなる。彼の責任は重い。
参考 http://www.newsweekjapan.jp/obata/2016/06/eu.php
なぜ、彼はそんなくだらないミスを犯したのか。国民投票をするなどと約束してしまったのか。
それは、大衆を馬鹿にしていたからである。
とりあえず、独立派の勢いをとめないといけない。総選挙に勝たないといけない。独立派を抑えるには、こっちも国民投票するよ、と約束してやれば、独立派を支持する理由がなくなる。そして、実際国民投票になれば、離脱ということにはならないだろう。あほな大衆は、ギリシャ問題もあって感情的になっているが、どう考えても損だから、そんな馬鹿なことはしない。あほでもそのうちわかるだろう。だから、その場しのぎに国民投票を約束してしまったのである。
今回の離脱決定は、エリートの油断であり、支配者層の本質的な大衆軽視の結果であり、自業自得なのだ。そして、これは欧州の貴族社会、特権階級の大衆支配の終焉の始まりを意味する。
参考 http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2016/06/post-13.php
21世紀は暗黒の世紀となるであろう。これはその始まりだ。日本ではほとんどの人が気づいていない。株価が暴落するぐらいで済めばラッキーだ。しかし、株価下落が今回の事件の懸念事項である、ということが、大衆による革命であることを示している。と上記記事では締めくくっている。
果たしてそうかという事である。イギリスもまた国が分裂しているわけで、しかもほぼ二分している。国の分裂と言う事も考慮する必要がある。イギリスもまた貴族社会であり、エリート層支配である。それが崩壊するわけであるから、イギリスもまた国の再生という事になる。従って、事態は予想以上に重いという事だ。
だが後の事を考えれば、、いずれは分裂するべき事であったのではないか…。難民問題はきっかけに過ぎない。理由は何であれ、良い国へ再生するための期間は2年である。そこでまた前向きに進歩するのか後退するのかで、今後の世界への負担は違ってくるだろう…。 さらに言えば、EU加盟国で、さらに同じことが波及する恐れもあるわけで、EUは当面、経済は乱上下するだろう。
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連絡先 monma@asahinet.jp
「欧州進出に英国を選んだ習近平の大ばくち失敗」
相手国の権力者を取り込むという中国の政治手法が
またひとつ失策に終わる。
中国共産党は、国家権力は民意など無視して強権政治するもの、
という政治。
共産党独裁の中国には、そもそも「国民投票」という制度が
理解不能だろう。