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韓国の輸出足踏み、6月は再び前年比マイナス

韓国の輸出がジェットコースターのように浮き沈みを繰り返している。今年に入って3月までは前年に比べ上昇気味だったが、4月に入ると減少し、5月に再び上昇したものの6月にまたマイナスに転じた。2016年11月から今年3月まで17か月にわたり続いていた輸出の上昇が、ここに来て頭打ちになったとの見方が出ている。

韓国産業通商資源部(省に相当、以下産業部)は、6月の輸出が512億3000万ドルで、前年同月比で0.09%減少したと発表した。6月の輸入は、国際原油価格の上昇とそれに伴う液化天然ガス(LNG)価格の上昇、脱原発政策による発電用LNGの輸入増加などが追い風となり、10.7%増の449億1000万ドルだった。このため貿易黒字は41%減の63億2000万ドルとなった。

産業部は「今年は操業日が昨年より1日半少なかった上、昨年6月には大規模な船舶輸出〈73億7000万ドル〉があった。これらの影響が大きかった」と説明した。輸出品目の偏り方も深刻になっている。6月の半導体輸出は前年同月比39%増の111億ドルを記録した。半導体1品目が韓国の輸出全体に占める割合は22%だという。原油価格の上昇により、輸出単価が上がった石油製品は72%、石油化学は17%、それぞれ輸出が伸びた。また、一般機械、自動車部品、繊維、コンピューターなども世界的な好況の影響で輸出が伸びた。一方、船舶の輸出は82%の大幅減となり、家電、ディスプレー、自動車、鉄鋼、無線通信機器などはマイナスを記録した。

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各国と比べると韓国の輸出はあまり良くない。今年1月から6月までの上半期に、韓国は前年同期比6.6%増の2975億ドルを輸出した。しかし、ライバル各国に比べると見劣りする。世界貿易機関(WTO)によると、今年に入って4月までの世界の交易量は15%増加した。とりわけ中国やドイツなどの経済国は、輸出増加率が二桁台に上り、日本も輸出の増加が続いている。
http://www.chosunonline.com/

輸出好調のおかげで1年以上巡航していた経済が貿易戦争、ドル急落、金利引き上げの「トリプル悪材」で足踏み状態だ。輸出が17カ月にわたり増加傾向を継続したが、今年1~3月期の上場企業営業利益は過去最大と推定されるが、米国と中国間の貿易戦争による直接的・間接的打撃と米国のウォンの切り上げ圧力、急上昇する市中金利などを考慮すると一瞬にして景気回復動向が折れる可能性がある。 韓国経済を牽引してきた核心成長動力である輸出が危険な状況でまた別の軸の内需は依然として回復が進んでいない。

輸出は2016年10月に増加に転じた後、先月まで1年5カ月連続でプラス成長を継続した。半導体や石油化学などが牽引する輸出好調に力づけられ企業は過去最大の業績を出しながらこれを基に投資と生産を増やしてきたが、最近米国と中国の貿易戦争が本格化し、輸出依存度が高い韓国経済には厳しい状況だ。貿易戦争が拡大し世界の貿易まで萎縮すれば産業被害は広範囲に広がる可能性が高い。また半導体在庫は増えるばかりで、予想に反し自国半導体製造数は減少している。中国は在庫処理に失敗した。韓国も中国の予定減少のあおりで在庫処理を実施している。


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[ 2018年07月02日 08:28 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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