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韓国・高興産のノリが日本で人気 輸出額11倍に

韓国南部、全羅南道高興郡産のノリが日本市場で人気を呼び、昨年の輸出額が前年(13万ドル)に比べ約11倍増の140万ドル(約1億5500万円)を記録した。高興郡が31日伝えた。

今年は250万ドルを達成するものとみられる。 高興産のノリは弾力があることからキンパ(韓国のり巻き)などに適しているとされ、国内の生産量の約7割を占めている。 高興郡によると、日本では年間10億枚のノリが消費されており、輸出はさらに増えることが期待されるという。 日本市場攻略を目指す同郡は昨年4月、日本のノリ業者、高興郡水産業協同組合との3者間で600万ドルの輸出業務協約を結んだ。

同郡の宋貴根(ソン・グィグン)郡首は「農産物と共に、高興の水産物は品質が優れ生産量が多く、輸出も大変重要だ」とし、「水産物は保管問題などで品目選びや新規市場への輸出に困難が伴うが、より多くの水産物が輸出されるようにしたい」と話した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/03/31/2021033180192.html

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韓国政府は、日本でおつまみなどとして人気がある国産ノリについて、代表的な輸出食品として育成する方針を2017年に示している。韓国の海洋水産省はノリ産業を2024年までに年間輸出額10億ドル(約1120億円)規模の食品産業として育成するための戦略と課題を盛り込んだ「ノリ産業発展策」を報告した。

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具体的には、①世界的なノリの需要拡大②持続可能で環境に優しい生産基盤づくり③アイデアと技術力に基づく高付加価値の創出-の3つの基本方向を掲げた。 韓国産のノリはここ数年、海外で低カロリーのスナックとして人気を集めており、輸出額は07年の6000万ドルから16年には3億5000万ドルに急増している。韓国の主要輸出食品の即席麺や高麗ニンジンの輸出額を上回っているという。

日本では、零細事業者を保護するためにノリの輸入数量枠を設定している。しかし、韓国側が貿易障害だとしてWTO(世界貿易機関)に提訴する動きを見せたことから、日本側が輸入数量枠を段階的に引き上げている。2017年5月、日本で韓国産ノリの人気が高まっていると伝え、「日本では最近、ノリの生産者減少に伴い、国産ノリの価格が上昇していることから、韓国産ノリの人気が高まっている」と分析している。

一方で、米国でも日本と同様、韓国産の味付けノリがおやつや酒のつまみとして人気だという。ハーブ味や辛子を効かせた味など、現地向けに改良したことが奏功している。 しかし、日本の消費者が韓国産ノリへの不信感を抱かざるを得ない“事件”があった。同年2月中旬から3月下旬にかけて、日本海沿岸各地で大量のポリタンクが漂流。ポリタンクの多くには、ハングルや「過酸化水素」の表示があり、社名が記載されていた韓国の化学メーカーは「ポリタンクの不法投棄には、韓国のノリ養殖に伴う塩酸の不法な使用が関わっている」と説明している。

韓国産ノリについても、ポリタンクの大量漂着の原因究明や再発防止を進めない限り、政府が掲げる「環境に優しい生産基盤づくり」という目標は絵空事に終わるだろうと伝えている。


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[ 2021年04月01日 08:22 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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