ノーベル賞、意外な大穴候補 日本勢は3年連続受賞なるか!?
5日からノーベル賞ウイークが始まる。2018年に本庶佑・京大特別教授(78)、19年に吉野彰・旭化成名誉フェロー(72)が受賞した日本勢だが、3年連続の受賞はあるのか。科学ジャーナリストでNPO法人21世紀構想研究会理事長の馬場錬成氏に聞いた。
5日発表の医学・生理学賞では、がんや糖尿病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎などにかかわる「小胞体ストレス応答」を研究する森和俊・京大教授(62)が昨年に続き有力だ。 ノーベル賞の登竜門「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」に選ばれた中村祐輔・がん研究会がんプレシジョン医療研究センター所長(67)はがん細胞の分裂に着目し、従来の抗がん剤治療と異なり、副作用の苦しみから解放される分子標的治療薬の開発にも貢献している。 6日の物理学賞では、高温超電導に関する理論研究の第一人者、十倉好紀・理化学研究所センター長(66)は、磁気ハードディスクやメモリデバイスなどに応用可能な電気と磁石の性質を併せ持つ新物質の研究などの成果を持つ。 リニアモーターカーにも応用された鉄系超伝導物質を発見した細野秀雄・東工大栄誉教授(67)らの業績も引き続き注目だ。
7日の化学賞では、前出の中村氏同様に「引用栄誉賞」を受賞した藤田誠・東大卓越教授(63)が有力視されている。分子の部品が自然と集まって複雑な構造をつくる「自己組織化」を研究。内部に空洞を持つ大きな分子づくりを得意とし、記録媒体や、病気の部位に効果的に薬を届ける「ドラッグデリバリー」などの用途が期待される。「国際的な賞も多いなど業績面からも受賞してもおかしくない」と馬場氏。
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環境問題や気候変動が話題に上る中で、北川進・京大特別教授(69)は有機物と金属イオンで作られた「多孔性金属錯体」を研究、「二酸化炭素の資源化」につながると期待されている。 馬場氏は「今後、日本人の2回目受賞の可能性もある」とし、95歳の江崎玲於奈氏(1973年に物理学賞受賞)や、85歳の大村智氏(2015年に医学・生理学賞受賞)が再び栄誉に輝く可能性もあるという。馬場氏は「基礎的な原理原則の研究・発見や、成果が実用面でどの程度、貢献したかが評価対象になっている。日本は応用研究が得意とされた時代もあったが、原理原則でも見劣りしない。欧米のトップクラスの研究者と同程度に能力を発揮している」とたたえた。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/201003/dom2010030005-n1.html
19年には、リチウムイオン電池の開発で旭化成の吉野彰名誉フェローがノーベル化学賞を受賞しリチウムイオン電池関連株が急伸したことは記憶に新しい。17年を除けば14年以降、毎年日本人の受賞者を輩出している。それだけに、この時期になると株式市場では日本人の受賞への期待が高まるとともに、関連銘柄を探ることが定番行事となっている。自然科学分野で過去24人のノーベル賞受賞者を輩出してきた日本。今年のノーベル賞発表は10月5日の生理学・医学賞からスタートする。2018年生理学・医学賞の本庶佑京都大特別教授、19年化学賞の吉野彰旭化成名誉フェローに続き、今年は3年連続の受賞に期待が集まる。
スウェーデンのノーベル財団が発表した今年のノーベル賞の発表スケジュールは、医学生理学賞が10月5日、物理学賞は6日、化学賞は7日、文学賞は8日、平和賞は9日、経済学賞は12日となっている。ノーベル賞の発表に先駆けて米情報会社のクラリベイト・アナリティクス社から「クラリベイト引用栄誉賞2020」が公表されている。論文引用データを軸に、定性的な情報も加味した上で与えられる賞であり、受賞者はノーベル賞の有力な候補者として注目される。その、クラリベイト引用栄誉賞2020に日本人では医学生理学部門で中村祐輔氏、化学部門で藤田誠氏の2人が受賞する結果となった。株式市場では、両氏を中心に日本人の受賞に対する期待が高まるなか、5日から始まるノーベル賞の発表を心待ちにする状態にある。
5日発表の医学・生理学賞では、がんや糖尿病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎などにかかわる「小胞体ストレス応答」を研究する森和俊・京大教授(62)が昨年に続き有力だ。 ノーベル賞の登竜門「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」に選ばれた中村祐輔・がん研究会がんプレシジョン医療研究センター所長(67)はがん細胞の分裂に着目し、従来の抗がん剤治療と異なり、副作用の苦しみから解放される分子標的治療薬の開発にも貢献している。 6日の物理学賞では、高温超電導に関する理論研究の第一人者、十倉好紀・理化学研究所センター長(66)は、磁気ハードディスクやメモリデバイスなどに応用可能な電気と磁石の性質を併せ持つ新物質の研究などの成果を持つ。 リニアモーターカーにも応用された鉄系超伝導物質を発見した細野秀雄・東工大栄誉教授(67)らの業績も引き続き注目だ。
7日の化学賞では、前出の中村氏同様に「引用栄誉賞」を受賞した藤田誠・東大卓越教授(63)が有力視されている。分子の部品が自然と集まって複雑な構造をつくる「自己組織化」を研究。内部に空洞を持つ大きな分子づくりを得意とし、記録媒体や、病気の部位に効果的に薬を届ける「ドラッグデリバリー」などの用途が期待される。「国際的な賞も多いなど業績面からも受賞してもおかしくない」と馬場氏。
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環境問題や気候変動が話題に上る中で、北川進・京大特別教授(69)は有機物と金属イオンで作られた「多孔性金属錯体」を研究、「二酸化炭素の資源化」につながると期待されている。 馬場氏は「今後、日本人の2回目受賞の可能性もある」とし、95歳の江崎玲於奈氏(1973年に物理学賞受賞)や、85歳の大村智氏(2015年に医学・生理学賞受賞)が再び栄誉に輝く可能性もあるという。馬場氏は「基礎的な原理原則の研究・発見や、成果が実用面でどの程度、貢献したかが評価対象になっている。日本は応用研究が得意とされた時代もあったが、原理原則でも見劣りしない。欧米のトップクラスの研究者と同程度に能力を発揮している」とたたえた。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/201003/dom2010030005-n1.html
19年には、リチウムイオン電池の開発で旭化成の吉野彰名誉フェローがノーベル化学賞を受賞しリチウムイオン電池関連株が急伸したことは記憶に新しい。17年を除けば14年以降、毎年日本人の受賞者を輩出している。それだけに、この時期になると株式市場では日本人の受賞への期待が高まるとともに、関連銘柄を探ることが定番行事となっている。自然科学分野で過去24人のノーベル賞受賞者を輩出してきた日本。今年のノーベル賞発表は10月5日の生理学・医学賞からスタートする。2018年生理学・医学賞の本庶佑京都大特別教授、19年化学賞の吉野彰旭化成名誉フェローに続き、今年は3年連続の受賞に期待が集まる。
スウェーデンのノーベル財団が発表した今年のノーベル賞の発表スケジュールは、医学生理学賞が10月5日、物理学賞は6日、化学賞は7日、文学賞は8日、平和賞は9日、経済学賞は12日となっている。ノーベル賞の発表に先駆けて米情報会社のクラリベイト・アナリティクス社から「クラリベイト引用栄誉賞2020」が公表されている。論文引用データを軸に、定性的な情報も加味した上で与えられる賞であり、受賞者はノーベル賞の有力な候補者として注目される。その、クラリベイト引用栄誉賞2020に日本人では医学生理学部門で中村祐輔氏、化学部門で藤田誠氏の2人が受賞する結果となった。株式市場では、両氏を中心に日本人の受賞に対する期待が高まるなか、5日から始まるノーベル賞の発表を心待ちにする状態にある。
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ノーベル平和賞にあ・べチャンある?
[ 2020/10/05 09:51 ]
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