安倍首相「金正恩、会おう」…谷内局長を3度北に送って親書伝達
安倍晋三首相が今年、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に対し3度にわたり親書を送って朝・日首脳会談を提案していたことが12日までに分かった。日本はこれまで対北朝鮮関係では韓国政府と協力してきたが、韓国を経由しない安倍首相の北朝鮮に対する親書送付は、また新たな「韓国パッシング」だという指摘が出ている。
情報消息筋は「安倍首相は今年5月から9月にかけて、谷内正太郎・国家安全保障局長(写真)を3度にわたり平壌へ特使として送り、親書を伝達した」と語った。谷内・前局長は日本の外交・安全保障の司令塔で、今年9月に退任した。親書には朝・日国交正常化と北朝鮮による日本人拉致問題の解決、そして朝・日首脳会談の提案などが記されていたという。与党側の関係者は「日本は北朝鮮に強硬でありながらも、外交的には関係改善を試みるという二重戦略を取っている」と語った。
安倍首相はこれまで、北朝鮮による日本人拉致問題の解決なくして朝・日関係改善は不可能という立場を取ってきたが、今年5月以降、条件なき朝・日首脳会談を提案している。しかし北朝鮮側はずっと、日本の会談提案を拒否している。 韓国と協議しない日本の対北朝鮮接触は、韓日関係を反映すると同時に、北朝鮮非核化を巡る協調にも悪影響を及ぼしかねないという見方がある。
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シン・ガクス元駐日大使は「現在韓国と日本は北朝鮮問題で情報のコミュニケーションや協力が全くない」として「北朝鮮問題についての意見の違いや最悪の韓日関係が複合的に作用している」と語った。 安倍首相は、2018年4月の南北首脳会談直後の時点では、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会って朝・日関係の改善で仲介役を頼んだ。ところが昨年10月の徴用工判決以降、北朝鮮問題でも韓日協力は事実上中断した状態だ。文大統領を経由せず、安倍首相が金正恩委員長と直接取引したい、という計算だと分析されている。
http://www.chosunonline.com/
北朝鮮が欲しいのは体制保証と経済であるから、トランプ大統領は金正恩委員長には「安倍首相と会えばいいのではないか」と言っている。6ヵ国協議の枠組みのなかだと次に日本に来るというパターンだ。2000年にアメリカが北朝鮮にプレッシャーをかけたときと似ている。日本が焦って言っているのではなく、北朝鮮が追い込まれて段々手が無くなって来たということでもある。
一方日本メディアは、北朝鮮を巡る国際情勢で、日本が蚊帳の外に置かれている現状への焦りと報じている。かつての6カ国協議参加国の首脳で、金委員長と直接会っていないのは今や安倍首相だけだとし、トランプ米大統領との親密な関係をてこに、北朝鮮に拉致問題解決を働き掛けようとしたが、やはり「間接外交」では限界があったようだと伝えている。
北朝鮮と米国の非核化協議は行き詰まっている。北朝鮮は米国との関係が悪くなると橋渡し役を求めて日本に接近すると考える。安倍首相はそのタイミングを捉えたい思惑ともいえる。日本が追い込まれているとかいないとかと言う問題ではなく、既にストーリーがあるように感じる。北朝鮮の国の安全には近隣国で金ある日本を仲介にこぎつけるのが一番である。
もっともそれには拉致問題解決と非核化が無理だとしても日本は狙わない安全協定の確率は不可欠だろう。韓国の様に約束を守らない国ではあるが、韓国よりはマシだろうという見方もある。いずれにしても、核を保有した北朝鮮を敵に回すのは不利となる。中国と技術面での支援し合う話が進み、北朝鮮に日本が仲介に入れば、確実に韓国は孤立する。
情報消息筋は「安倍首相は今年5月から9月にかけて、谷内正太郎・国家安全保障局長(写真)を3度にわたり平壌へ特使として送り、親書を伝達した」と語った。谷内・前局長は日本の外交・安全保障の司令塔で、今年9月に退任した。親書には朝・日国交正常化と北朝鮮による日本人拉致問題の解決、そして朝・日首脳会談の提案などが記されていたという。与党側の関係者は「日本は北朝鮮に強硬でありながらも、外交的には関係改善を試みるという二重戦略を取っている」と語った。
安倍首相はこれまで、北朝鮮による日本人拉致問題の解決なくして朝・日関係改善は不可能という立場を取ってきたが、今年5月以降、条件なき朝・日首脳会談を提案している。しかし北朝鮮側はずっと、日本の会談提案を拒否している。 韓国と協議しない日本の対北朝鮮接触は、韓日関係を反映すると同時に、北朝鮮非核化を巡る協調にも悪影響を及ぼしかねないという見方がある。
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シン・ガクス元駐日大使は「現在韓国と日本は北朝鮮問題で情報のコミュニケーションや協力が全くない」として「北朝鮮問題についての意見の違いや最悪の韓日関係が複合的に作用している」と語った。 安倍首相は、2018年4月の南北首脳会談直後の時点では、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会って朝・日関係の改善で仲介役を頼んだ。ところが昨年10月の徴用工判決以降、北朝鮮問題でも韓日協力は事実上中断した状態だ。文大統領を経由せず、安倍首相が金正恩委員長と直接取引したい、という計算だと分析されている。
http://www.chosunonline.com/
北朝鮮が欲しいのは体制保証と経済であるから、トランプ大統領は金正恩委員長には「安倍首相と会えばいいのではないか」と言っている。6ヵ国協議の枠組みのなかだと次に日本に来るというパターンだ。2000年にアメリカが北朝鮮にプレッシャーをかけたときと似ている。日本が焦って言っているのではなく、北朝鮮が追い込まれて段々手が無くなって来たということでもある。
一方日本メディアは、北朝鮮を巡る国際情勢で、日本が蚊帳の外に置かれている現状への焦りと報じている。かつての6カ国協議参加国の首脳で、金委員長と直接会っていないのは今や安倍首相だけだとし、トランプ米大統領との親密な関係をてこに、北朝鮮に拉致問題解決を働き掛けようとしたが、やはり「間接外交」では限界があったようだと伝えている。
北朝鮮と米国の非核化協議は行き詰まっている。北朝鮮は米国との関係が悪くなると橋渡し役を求めて日本に接近すると考える。安倍首相はそのタイミングを捉えたい思惑ともいえる。日本が追い込まれているとかいないとかと言う問題ではなく、既にストーリーがあるように感じる。北朝鮮の国の安全には近隣国で金ある日本を仲介にこぎつけるのが一番である。
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