韓国が進める「空前の金利引き上げ」で、いま韓国経済に起きていること
10月12日、韓国銀行は今年7月に引き続き、基準金利を通常の0.25%の2倍である0.5%引き上げるビックステップを行うことを決定した。これによって、韓国銀行の基準金利は、2021年8月に史上最低であった0.5%から引き上げられて以降、1年あまりで2.5%も引き上げられた3.00%となった。
韓国銀行の基準金利が3%以上となったのは、2011年3月から2012年7月の時期以来である。基準金利は2008年12月以前には3%以上が続いており5.25%であった時代もあったが、ここ10年あまりは3%を下回り推移した。そして、一時期は0.5%にまで引き下げられたが、今回、ついに3%の大台に乗った。
今回、2度目となるビックステップに踏み切った理由として、韓国銀行は以下の2点を挙げている。 第一は高い物価上昇率である。消費者物価指数の上昇率は前年同月比で、昨年10月から3%を超えており、2022年7月には6.3%にまで高まり、9月も5.6%にも達している。韓国の物価上昇率の目標値が2.5%であることを勘案すれば、現在の物価上昇率がいかに高いかがわかる。
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第二は外国為替部門のリスク、具体的にはウォン安の進行である。アメリカが政策金利の引き上げを続ける観測があるなか、韓国が金利を引き上げないとウォン安の原因となってしまう。韓国銀行が2度目のビックステップを行う前日のウォン・ドルレートは、1ドル1410ウォンである。1997年の通貨危機時や2008年のリーマンショック後の一時的な超ウォン安を除けば、1ドル1400ウォン台にまでウォンが下落したことはなかったため、この水準は極めてウォン安が進んだ状態であるといえる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b2d2d892dcb542c77ab016069924a02ff2f540

基準金利を引き上げたことで、韓国の各種金利が高まっている。まず短期金利であるが、1日物のコール金利は、韓国銀行基準金利が引き上げられ始めた2021年8月の前月(以下、「金利引き上げ前」とする)は0.53%。 しかし、2022年9月には2.53%にまで上昇し、ビックステップの翌日の2022年10月13日(以下、「今回の金利引き上げ後」とする)には3.13%となった。金利引き上げ前後では2.60%の上昇となっており、日銀基準金利の金利引き上げ前後の差が2.50%であることを勘案すれば、おおむね同じ幅の上昇。
大企業向け貸出金利は1.78%、中小企業向け貸出金利は1.80%、住宅担保貸出金利は1.54%の上昇幅であった。これはあくまでも10月に韓国銀行が0.5%基準金利を引き上げた以前の上昇幅である。貸出金利は市場金利に連動するので、2022年10月以降の貸出金利も当然、この上昇幅より大きくなっていることが予想される。いずれにしても、銀行の貸出金利もかなり上昇している。
韓国銀行の基準金利が3%以上となったのは、2011年3月から2012年7月の時期以来である。基準金利は2008年12月以前には3%以上が続いており5.25%であった時代もあったが、ここ10年あまりは3%を下回り推移した。そして、一時期は0.5%にまで引き下げられたが、今回、ついに3%の大台に乗った。
今回、2度目となるビックステップに踏み切った理由として、韓国銀行は以下の2点を挙げている。 第一は高い物価上昇率である。消費者物価指数の上昇率は前年同月比で、昨年10月から3%を超えており、2022年7月には6.3%にまで高まり、9月も5.6%にも達している。韓国の物価上昇率の目標値が2.5%であることを勘案すれば、現在の物価上昇率がいかに高いかがわかる。
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第二は外国為替部門のリスク、具体的にはウォン安の進行である。アメリカが政策金利の引き上げを続ける観測があるなか、韓国が金利を引き上げないとウォン安の原因となってしまう。韓国銀行が2度目のビックステップを行う前日のウォン・ドルレートは、1ドル1410ウォンである。1997年の通貨危機時や2008年のリーマンショック後の一時的な超ウォン安を除けば、1ドル1400ウォン台にまでウォンが下落したことはなかったため、この水準は極めてウォン安が進んだ状態であるといえる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7b2d2d892dcb542c77ab016069924a02ff2f540

基準金利を引き上げたことで、韓国の各種金利が高まっている。まず短期金利であるが、1日物のコール金利は、韓国銀行基準金利が引き上げられ始めた2021年8月の前月(以下、「金利引き上げ前」とする)は0.53%。 しかし、2022年9月には2.53%にまで上昇し、ビックステップの翌日の2022年10月13日(以下、「今回の金利引き上げ後」とする)には3.13%となった。金利引き上げ前後では2.60%の上昇となっており、日銀基準金利の金利引き上げ前後の差が2.50%であることを勘案すれば、おおむね同じ幅の上昇。
大企業向け貸出金利は1.78%、中小企業向け貸出金利は1.80%、住宅担保貸出金利は1.54%の上昇幅であった。これはあくまでも10月に韓国銀行が0.5%基準金利を引き上げた以前の上昇幅である。貸出金利は市場金利に連動するので、2022年10月以降の貸出金利も当然、この上昇幅より大きくなっていることが予想される。いずれにしても、銀行の貸出金利もかなり上昇している。
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