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韓国産業銀と輸出入銀、アシアナに1兆7000億ウォン・斗山重工業に6000億ウォン支援

韓国産業銀行と韓国輸出入銀行は21日、与信委員会をそれぞれ開き、資金難のアシアナ航空、斗山重工業に対する支援を決定した。両行はアシアナ航空に1兆7000億ウォン(約1490億円)を支援。輸銀は27日に返済期限が到来する斗山重工業の6000億ウォン規模の外貨建て債権を融資に転換する。 

アシアナ航空に対しては、M&A(合併・買収)が遅延する間に必要となる資金を支援する。債権団関係者によると、アシアナ航空が今年返済を迫られる借入金は2兆5000億ウォン規模で、M&Aが成立するタイミングを考慮し、それまで会社の財務健全性を保つ程度の資金供給を行う構えだ。 しかし、新型コロナウイルスの直撃を受け、韓国の航空会社の3月の国際線利用客は前年同月比で87%減少した。アシアナ航空では88%減で、事実上売り上げが立たなくなっている。これに伴い、4月に完了する予定だったHDC現代産業開発によるアシアナ航空買収も遅れる見通しだ。

債権団に自主再建案を提出し、土壇場の交渉を続けている斗山重工業にも追加支援が決まった。今回融資に転換される債権は輸銀が保証しているため、斗山重工業が返済できなければ、輸銀が返済を迫られる状況だった。3月末にも産業銀と輸銀から1兆ウォンの支援を受けた斗山重工業は、手持ちの現金性資産などを使い、4-6月に返済期限を迎える1兆7000億ウォンの借入金を返済できることになった。

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輸銀関係者は「市中銀行も企業の経営正常化に向け、自発的に既存の債権回収を控え、期限を延長する形で支援を行っている」とした上で、「追加支援は斗山重工業の自主再建案、構造調整原則、債権団の資金支援負担などを総合的に検討した上で決定する」と説明した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/22/2020042280004.html

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韓国輸出入銀行は、韓国の輸出入について、海外の企業への裏書きを行っている。つまり、何かあったとき、その保証をうちの銀行が対応するという保証を行う銀行。この保証は『輸出信用状』の発行という形で行われる。この韓国輸出入銀行というのは非常に多くの不良債権を抱えている。過去みずほ銀行と5億ドルを5年契約で借り入れている。契約終了は2018年。産業銀行などへの融資も実施しており、サムスン低迷時を救った。

その心もとない韓国産業銀と輸出入銀が、アシアナに1兆7000億ウォン・斗山重工業に6000億ウォン支援するとしたわけで、このために韓国自動車部品の融資が断られたともいえる。つまり信用のみならず金が無い。



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[ 2020年04月22日 10:31 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
航空を含めて、運輸業界は、モノを作って納める
産業ではなくて、運んでナンボの仕事だから、
昨今の供給過剰な業界のなかでは、乗客・積み荷が
ないなら飛ばさないで地上で我慢してもらえばいい。
価格競争やって、他社の仕事をとりに来ると過当競争
になる。
そういう意味でアシアナ航空に運転資金が援助
されるのは、自然淘汰という業界の法則に違反だから
長くはもたないだろう。
[ 2020/04/22 12:13 ] [ 編集 ]
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