中国旅行よりも日本旅行のほうが「世界的に人気」がある3つの理由
中国メディア・今日頭条は16日、日本旅行が中国人を含む世界の人から人気を集める理由について3つのポイントから紹介する記事を掲載した。記事は「モノで溢れる今の世の中、ますます多くの人が国内旅行に飽き足らず海外旅行に出かけている。そして、中国の隣にある日本が本命の目的地になっている。どうして日本旅行はこれほど人気があるのだろうか」とした。
その1つ目の理由として「景色の美しさ」を挙げた。単に景色が美しいだけでなく、「国土面積は小さいながら多くの緯度にまたがっている長い地形」によりさまざまな景色や体験ができる点が大きな魅力になっているとのことだ「城めぐり、ホエールウォッチング、火山、流氷、温泉、スキー、ショッピング、茶道や華道、和服などの伝統文化体験が、日本ではすべて体験することができる。唯一ないのは砂漠ぐらいだろう」と解説している。
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日本には確かに中国の内モンゴル自治区などにあるような大規模な砂漠はない。ただ、鳥取砂丘をはじめ、砂と風が織りなす自然の美しさを堪能することができる砂丘スポットならば日本にもいくつか存在する。 2つ目の理由は「安心」だ。記事は「まず、治安がいいこと。中国よりも良くて、欧米に比べればもう完勝ものである。そして、ふらっと訪れた観光スポットやレストランでぼったくられる恐れがない。小さなお店でお土産を買う際も心配無用だ」と説明した。
そして3つ目は「物価が安いこと」だという。「飛行機代や宿泊代、買い物の値段も安い。各種ツアーも最低価格に挑戦しているが、ツアーはおすすめしない。やはり個人旅行のほうが自由で楽しいのだ」とのこと。これは主に中国人観光客にあてはまるポイントと言えそうだ。 記事は最後に「総じて言えば、日本というのは、1度来たら2回目も来たいと多くの人が思う場所なのである」と評している。
http://news.searchina.net/
【管理人 補足記事&コメント】
2015年の訪日旅客数は1,974万人と、2020年に2,000万人としている政府目標が前倒しで達成される勢いとなり、政府は今年3月に2020年の目標を倍増の4,000万人とすることを決定した。2012年以降、順調に増えてきた訪日旅客だが、2016年初から中国をはじめとする新興国経済の先行きが懸念されるなか、急激な円高の進展もあり増加ペースが鈍化するとの見方が強まり、これまで訪日旅客による消費活動の恩恵を享受してきた小売、旅行業界などへの影響が懸念されるなどインバウンドの持続性に不透明感が漂っている。
いずれの国でも実質GDPが上昇すると、訪日旅客数が増加することが明らかとなっている。 韓国や米国、台湾では実質GDPの弾性値が他国に比べ大きく、自国の経済状況が訪日旅客数の重要な決定要因となっている。一方、中国では弾性値が0.86と他のアジア諸国と異なり、自国の経済状況が訪日旅客数に必ずしも大きな影響を与えていない。対円為替レートについても中華圏では円安によって日本での購買力が高まると、中華圏からの訪日旅客数が増加しやすくなっている。
2020年にかけて現状の水準から大幅な円安や成長率の上振れが実現したとしても、政府目標である「2020年に4,000万人」の実現は困難が予想される。中国本土からの海外旅行者は年間1億人を超えるとされ、このうち訪日旅客数は5%程度に過ぎず拡大の余地は十分にあるが、2020年に4,000万人といった政府目標を達成するためには円安に頼るだけでなく、従来の施策(訪日ビザ緩和、免税制度の拡充等)に加え、新たなインバウンド拡大策が必要となる。
その1つ目の理由として「景色の美しさ」を挙げた。単に景色が美しいだけでなく、「国土面積は小さいながら多くの緯度にまたがっている長い地形」によりさまざまな景色や体験ができる点が大きな魅力になっているとのことだ「城めぐり、ホエールウォッチング、火山、流氷、温泉、スキー、ショッピング、茶道や華道、和服などの伝統文化体験が、日本ではすべて体験することができる。唯一ないのは砂漠ぐらいだろう」と解説している。
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日本には確かに中国の内モンゴル自治区などにあるような大規模な砂漠はない。ただ、鳥取砂丘をはじめ、砂と風が織りなす自然の美しさを堪能することができる砂丘スポットならば日本にもいくつか存在する。 2つ目の理由は「安心」だ。記事は「まず、治安がいいこと。中国よりも良くて、欧米に比べればもう完勝ものである。そして、ふらっと訪れた観光スポットやレストランでぼったくられる恐れがない。小さなお店でお土産を買う際も心配無用だ」と説明した。
そして3つ目は「物価が安いこと」だという。「飛行機代や宿泊代、買い物の値段も安い。各種ツアーも最低価格に挑戦しているが、ツアーはおすすめしない。やはり個人旅行のほうが自由で楽しいのだ」とのこと。これは主に中国人観光客にあてはまるポイントと言えそうだ。 記事は最後に「総じて言えば、日本というのは、1度来たら2回目も来たいと多くの人が思う場所なのである」と評している。
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【管理人 補足記事&コメント】
2015年の訪日旅客数は1,974万人と、2020年に2,000万人としている政府目標が前倒しで達成される勢いとなり、政府は今年3月に2020年の目標を倍増の4,000万人とすることを決定した。2012年以降、順調に増えてきた訪日旅客だが、2016年初から中国をはじめとする新興国経済の先行きが懸念されるなか、急激な円高の進展もあり増加ペースが鈍化するとの見方が強まり、これまで訪日旅客による消費活動の恩恵を享受してきた小売、旅行業界などへの影響が懸念されるなどインバウンドの持続性に不透明感が漂っている。
いずれの国でも実質GDPが上昇すると、訪日旅客数が増加することが明らかとなっている。 韓国や米国、台湾では実質GDPの弾性値が他国に比べ大きく、自国の経済状況が訪日旅客数の重要な決定要因となっている。一方、中国では弾性値が0.86と他のアジア諸国と異なり、自国の経済状況が訪日旅客数に必ずしも大きな影響を与えていない。対円為替レートについても中華圏では円安によって日本での購買力が高まると、中華圏からの訪日旅客数が増加しやすくなっている。
2020年にかけて現状の水準から大幅な円安や成長率の上振れが実現したとしても、政府目標である「2020年に4,000万人」の実現は困難が予想される。中国本土からの海外旅行者は年間1億人を超えるとされ、このうち訪日旅客数は5%程度に過ぎず拡大の余地は十分にあるが、2020年に4,000万人といった政府目標を達成するためには円安に頼るだけでなく、従来の施策(訪日ビザ緩和、免税制度の拡充等)に加え、新たなインバウンド拡大策が必要となる。
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