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SKマテリアルズ「エッチングガスを年内に国産化」

財界第3位・SKグループ系列の素材専門メーカー、SKマテリアルズが独自開発したエッチングガス(気体状態の高純度フッ化水素)の新製品を今年末に出す。そして、早ければ来年上半期に販売用製品も発売する予定だ。今月4日から日本製フッ化水素の韓国搬入が中断されている中、SKマテリアルズのフッ化水素供給が軌道に乗れば、韓国の半導体メーカーは供給先を多角化できる見通しとなる。半導体メーカー幹部はこれについて、「SKは半導体用特殊ガス分野で世界的な技術を確保している会社だ。フッ化水素の品質が日本製と同レベルならば購入契約を結ぶだろう」と語った。

SKマテリアルズは26日、最近1-2年間の研究開発で99.999%以上の高純度フッ化水素技術を確保しており、今年末までには試作品の生産が可能だと明らかにした。既にサムスン電子やSKハイニックスなどの主な半導体メーカーと年末の新製品テストに関する協議を進めているという。テストで問題がなければ物量契約と共に設備投資に入る予定だ。

同社は2001年、半導体洗浄用特殊ガスNF3(三フッ化窒素ガス)を国産化した企業だ。NF3はフッ化水素とアンモニアを結合させて作る特殊ガスで、半導体蒸着用装置(チャンバー)を洗うために使われる。同社は世界のNF3市場で1位(占有率40%前後)を誇る。2016年から事業多角化のためNF3と共に半導体の主要素材であるフッ化水素市場をターゲットにしてきた。

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SKマテリアルズは昨年の売上高6870億ウォン(約630億円)、営業利益1830億ウォン(約168億円)を挙げている素材メーカーで、世界の高純度フッ化水素市場でシェアが高い日本のステラケミファ(売上384億円)より規模が大きい。1982年創業の企業(当時:テベク物産)で、2008年にOCIグループ傘下の系列会社となったが、2015年にSK(株)に買収された。
http://www.chosunonline.com/

今月14日に、サムスン電子の李在鎔副会長が、対象となったフッ化水素など材料3品目の「緊急物量」確保に成功したと報じている。「既存の在庫量と合わせ、当面、生産への深刻な障害を防ぐことができる水準になる」という。ただ、「追加で確保した物量がどの程度か、どのような経路で確保したかなどについては具体的に確認されていない」とも伝えている。 日本の素材メーカーの海外工場からの迂回輸入で合意したか、他の調達先を確保したのではないかと推測されているとした。

日本では高純度フッ化水素が製造出来る日本企業は、ステラケミファ、森田化学、ダイキンの3社でこの3社てほぼ100%近いシェアを持つ。その中でも森田化学が80%と言われる。残りの20%の2社は中国にも工場を構えている。もしサムスンがこの2社からの輸入でも話をまとめれば、中国から輸入は可能という事になる。輸出申請をこまめに提出すれば、継続は可能だ。約4ヶ月分の在庫を抱えるサムスンである。フッ化水素は1ヶ月分。製品在庫は3ヶ月分となる。どのように対応するかは、まだ明確ではないが、単純に3社購買で、毎月輸出申請すれば、つながるだろう。

問題は日本は昨年からフッ化水素量制限を実施しているはずと言うニュースが消えているのが気になる。フッ化水素横流しで北朝鮮に渡り、国連が動く前に、日本政府が昨年末に制限をかけているはずだが、いつしか報じなくなっている。従って今なお制限がかかったままなのかは不明だ。


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[ 2019年07月27日 11:04 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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